革 18年テーマ
2018/01/05
今年のテーマは「革」。 音読みで[カク]訓読みで[かわ・あらためる・あらたまる]。
変革・改革・革命の「革」です。「かわ」とも訓読みしますが、「革」と「皮」とはどう違うのでしょうか。「皮(かわ・ひ)」は動物の皮膚を剥ぎ、そのままか毛を除去した程度のものを言う反面、毛を除去した後「なめしてあるもの」を革(かわ・かく)と言うそうです。(後者も「皮」と表示する場合もあるそうですが、後者の文字が教育漢字の第6学年に配当されて、第5学年以下では教えなかったことに由来するそうです。)
つまり、そのままにしないで手を加えて、永く使えるようにより善い物にあらためるというのが、「革」に繋がると言うことでしょうか。更に「革」には「たるんでだめになったものを建て直す。あらためる。」という意味があるそうです。
今年は「生産性革命・働き方革命」が、政府を始め衆目を集めています。実はこれらは、創業以来小生が積極的に取り組んできた事なのです。創業前の会社員時代に、数十億の仕事を担当していた時、100時間以上の残業の連続を余儀なくされていました。その時にPC活用による業務の効率化を高める手法を体得したと言えますが、止むを得ないとは言え長時間残業の効率の悪さを痛感していたので、創業後は残業しないように、工夫しました。
残業時間の低減に、制限することや別人に振替えることを対策としている現実をよく目にしますが、作業そのものを減らすに勝る者はありません。色々工夫することで作業を減らし、創業以来ずっと残業0時間を実現しています。労働生産性を上げることが「生産性革命」と考えています。
また、有給休暇を分単位で付与することにより、子育て世代・介護世代が働きやすくなるように、工夫しています。これにより、結婚・出産後も勤務を継続することが、より可能となっているようです。「働き方革命」は、勤務の場所・手段の多様化だけではないと考えます。
「システムでできることは、システムにさせる」というのをよく聞きますが、そのような低い水準の活用ではなく、「システムだからこそできることに、システムを活用する」といったより積極的に活用して変革することが、重要です。それにより「生産性革命・働き方革命」に到達できます。データベース・ネットワークをうまく活用しアルゴリズムを工夫すると、手作業では到底できない変革をもたす事ができます。そのようなシステムを考案するのを得意としています。更によりよいものに構築し続けたいと考えています。
今年は、「今ある物を、あらためる・建て直す」という事に邁進したい意味を込めて、「革」をテーマとします。
廣崎 清司