革新的企業へ変革する俊敏ソフトウェアの独自開発

2014/12/30

 時間と手間をかけているのに、企業活動がそれほど正確ではなく精密でない。手間を掛けているからそうなのか、応用が利かない、融通が利かない、洗練されていない。脆弱である。そのような企業を、よく見かける。
 その反面、淀みのない清新なワークフローを持ち、業務遂行能力が高い企業が、革新的と言える。 課題解決能力が高く、変革改善に積極的に取り組む等、企業ポテンシャル(企業成長能力)が高い。計数能力が高いので、過去・現在・未来にわたり、企業の姿の見える化もできている。
 当然業務の効率化がなされていて、各人の作業の質が高く、その範囲も格段と広がっいる。大幅なコスト削減が達成されているのである。
 ただそれだけに留まってはいない。 このような組織であれば、対外的な信頼性も高くなるので、売上増大へ直接的に貢献もする。新サービスの創出も容易く行われる。こちらの効果が、絶大である。
 
 世に蔓延しているシステムの多くは、固定観念にとらわれていて、工夫のかけらも見えず、全く進歩が見られない。進歩(進化)が止まっているという点からすれば、「システムのシーラカンス化」と揶揄したくなる。モニター全面に1画面が占有していて、他を参照しながらの作業ができないものがほとんどである。オフコンの後遺症とも言える。オフコンより更に悪いことに、SingleUser・SingleTaskが多く、排他制御が甘い。それゆえに、紙上にあるデータを、その通りにただキーボードから打ち込むだけという姿がよく見受けられる。 紙上のデータが正しいという前提で、同じデータを何度でも機関銃の如き入力を行うのである。腱鞘炎という職業病に陥ることも多々ある。取りあえずシステムを作るのに、精一杯という状況である。
 これでは、データの発展的利活用は不可能である。入力 → 計算 → 印刷 → 保存、これだけで終わりである。革新的企業とは、ほど遠い。

 業務のルールを解析して、工夫をすると、問題は一気に解決に向かう。会計であれば複式簿記のルール、営業支援であればワークフロー等を解析する、その中に問題解決の糸口があり、システム改善が進む。
 そこにインターネットやeメール・Excelファイル等の最新の情報インフラと、認識度と操作性等の人間工学を加味して、システム設計を行うと万全となる。自ら保有しているデータベースが、最も強力な武器となるが、ここに外部のデータ(オープンデータ等)を加え、横串を刺すがごとく活用すると、更に強力となる。
 これらにより、無駄な作業の呪縛から解放される。それと同時に、企業の信頼度が上がり、売上増大へ繋がっていく。
 
 システムの大きなフロー設計については、ここでの説明控えるが、MultiUser・MultiTaskを大前提として、排他制御についても当方で厳密に行っているので、多人数で平行作業が可能となり、大きな成果を得ている。
 更に、具体的な詳細な点を言えば、データは極力入力しないというのを基本原則と考えている。 周辺に存在するデータを有効活用するのである。その際、データの利活用を促進させるために、データの部分変更を容易にできる事が必要で、テキスト文字の検索と置換機能を、充実させる必要がある。
 取込する順番に大いに意味がある場合、選択と同時に、その順番も指定できるようにもするなど、工夫することによって、 一連の作業データが、芋づる式に機動させることができる。

 外部のデータを活用する場合、往々にして書式が異なるという事態に遭遇する。そこで、書式の変換を巧妙に行うインターフェイス機能を工夫した。これにより、書式を乗り越えてデータを連係することが可能となる。

 年月日の入力は、データの入力について必須的に回るもので大変機会が多い。毎回々々何のためらいもなく6桁の数字を入力させるという不合理さに、何の疑問も持たないことが不思議でしょうがない。そこで年月日の入力には、より一層に注力した。カレンダーの活用・入力学習機能,既定値の工夫 ,ショートカットキーの活用など、僅かなことであるが頻度が多いだけに、効果は絶大である。
 また、数値入力に際しても、 四則演算機能(電卓機能)も開発した。
 
 データ検索も使用頻度が高いので、検索パラメーターを多数用意している。オープンデータの検索ツールを用いなくても、十二分に機能している。あまりに多いので、検索設定領域の広範囲占拠を防止するため、独立のパネルとして一覧表から分離し、移動とズームを可能にした。また、検索パラメーターの入力手間を軽減するために、随時推測機能(インクリメンタル・サーチ)を具備している。一覧表には、 オートフィルター機能を開発し、 検索・置換機能も充実した。

 画面は認識度を高めように設計し、レガシーシステムを引きずらないタブ式メニュー マルチ・フォームとして、一覧表から編集画面をダブルクリック起動、ボタン認識の配慮等、操作性の飛躍的な向上には最大限工夫した。
 また、セキュリティー 強化のために、OSと連携したシングル・サインオンとし、ユーザ権限の設定や電子認証機能を保有し、メニュー区別も設定している。
 
 以上、細かい機能ではあるが、積もり積もれば快適な操作性をもたらす。それに着目できるか・解決できるかの差は、非常に大きいとのご評価を頂いている。この精神に裏付けされたシステムフローと相互作用で、その効果は更に絶大な物になる。
 
 プログラムの作成には、入力・出力・表示・データアクセスのほとんどのコントロール(部品)について、他より購入したり、テンプレートやSampleの多用するのが常套手段である。このため他社は、ほとんど同様のシステムがあふれ、それ以上のシステム開発は困難になっているのが現状である。画一的なシステムにあふれている状態も、これが一因であるといえる。
 それに反し以前より弊社では、システムの成否を他社に依存しないことと、OSの長所を最大限生かせる技術を持ち続けること等の理由により、他より購入することなく全て独自で開発して、独自でノウハウを蓄積している。
 
 上記の発想・機能は他には全くないため、実現するためには他に頼っては不可能である。入力・出力・表示・データアクセス等全てについて、以前より他より購入することなく全て独自で開発して、独自のノウハウを蓄積している。
 そのため、このような画期的と言われる機能も、実現可能となるのである。使って欲しい機能は、山の如くある。更に今後も、新たな発想をもって、潜在しているニーズを創造的に丹念に掘り起こし、企業の革新化を図っていきたいと考えている。

廣崎 清司

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