システム開発の方針

2007/12/24

Windowsによる業務ソフトを作成するVisualStudioでは、大半の会社が入力・出力コントロールを他社から購入して実装しています。
しかし当社では、技術を高めるマインドを持ち続け、中の解明できないブラックボックスを設けないというこだわりから、他社から一切購入していません。
 
最新OSであるVISTAのアーキテクチャーを最大限活用するのが、.Netframework3.5に立脚したVisualStudio2008です。それに則ったシステムの作成を、簡易な模擬手法ではなく、根本的に一からソースを書き起こすことから行います。その際、SampleCodeを参考にしますが参考にするだけで、SampleCodeをそのまま使うことはまずありません。各状況で操作性・反応速度・セキュリティーに最適と納得できるまで作り替えをします。試行錯誤の繰返しをいといません。
 
この種のソフトは誰が作っても同じという経営者もいます。入力・出力コントロールを他社から購入して、基幹部分にSampleCodeをそのまま使うと、そのようになりますが、それを使わされるユーザーは、大変不幸と言えます。入力・出力は使い勝手と機能になり、基幹部分は性能になります。経験的に言って自社開発するとそれらが数倍改良できるからです。また、ブラックボックスのコントロールは、バグを潜在化させる恐れもあります。
入力・出力コントロールの自社開発は、VisualStudio2008の持つ独自機能の理解に有用ですが、それと同時に使いやすいソフトの実現能力や機能の改善視点を高揚するのに役立ちます。Windowsの活用によるメリットは、Interactiveの面で日々発展しています。使い勝手や機能の改善に注目する姿勢を持ち続けることが、さらによりよいソフトの実現に繋がり重要で、自社開発はそれを加速するのです。
 
弊社のホームページ>システムの特徴 に、入力機能を一部紹介していますので、ご覧下さい。ただ、なぜ一部かというと、盗用される例が後をたたないので、3年前から追加していません。
SampleCodeは、あくまで動きを見せるためだけのものであり、エラーチェックだとかレスポンスだとかに対して十分配慮したものではありません。細かい設定値など参考になる部分も多々あのますが、根本的にソースを書き起こすことが、重要と考えています。納得がいくまで、何度でも作り替えをします。試用と実用の相違を意識すべきで、且つその場に応じたシステムフローを心掛けています。状況に応じて、アルゴリズムは当然異なります。
この取り組み方法は、MS社のエバンジェリストは理想的と絶賛して頂いたので、当分これを続けていくつもりです。また、この方法はバグの低減にも繋がり、バグ無しでVer1.00から、客先の仕様アップでいきなりVer2.00という例も、多々あります。

廣崎 清司

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